別居に伴う行政手続き
私は引っ越しと同時に、子どもと自分の住民票を移しました。
家を出てからだいたい1週間で市役所で行う様々な手続きを終えました。
何か参考になれば、、と思い記しておきます。
・住民票はどうするべき??
移さない人もいるようです。
住民票は転出届・転入届を役所に出すことで移せます。
つまり元自宅のある住所の役所に転出届を出したら、
必ず転居先の役所に転入届を出さなければなりません。
新しい転居先をどうしても知られてはいけないという人も、
住民票の閲覧を制限する手続きがとれますよ^^
DV相談窓口や女性相談で詳しいお話を個々にして頂けると思います。
で、基本的には住民票は移した方が良いと思います。
転出届を出してから2週間のうちに、転入届を出すよう言われます。
転入届も引っ越しより前の日でも手続きがとれますし、
バタバタするようでしたら予めの手続きが良いかもしれません。
戸籍上の家族を分離しての住民票転出届・・
何か聞かれるかしらと緊張しましたが、
単身赴任や別居婚と変わらないので、もちろん何も聞かれませんでした(笑)
・住民票に伴って発生する手続きがふたつ!
住民票の移動自体はとてもスムーズでしたが、
それに伴い子ども関係の手続きが煩雑です。
児童手当の受取人変更をしよう!
児童扶養手当ではないです。
これまで頂いてきた、普通の児童手当です。
大体の場合、父親が受取人になっていると思うのですが、
こちらを母親に移す手続きが大変でした。
児童手当は世帯の主たる生計者が市町村から頂くものですので、
転居先の市で改めて申請をするんですね。
そのために、転出してきた市での受け取りを父が放棄する必要があります。
転入先で「母の私が受取人として児童手当をください」と申請するために、
転出元で夫本人が「養育を放棄しますので、手当の受取は今後しません」
という書類を書かないといけないんですね。
これが児童手当受給事由消滅届というそうです。ながい名前だ。
こんなもの書いてくれるわけがない!!
さて困った・・・
私は現況(離婚予定で・相手が応じてくれないこと、離婚調停に入ること)を全て、
転入先の役所の相談窓口で相談しました。
実際に相手が書類を書いてくれなかったので・・。
ふたつの役所の担当窓口がかけあってくれて、
弁護士の離婚事件受任の書面を提出することで手続きが完了しました。
(=夫が児童手当受給事由消滅届を書かない、
またそれについて夫婦で安全に協議できないということを、役所に認めてもらえたということです^^;)
弁護士さんが介入していない、調停もしていない、
という夫婦間の協議中だったら、この手続きはもう少し長引きそうですよね・・。うーーむ。
乳児医療証はどうなる?
乳児医療証も、対象となる乳幼児が実際に住んでいる行政から発行さるもの。
ですので、理由が単身赴任であれ離婚のための別居であれ、
住民票を移した時点で転居元行政へ返還し、転居先で新たに発行されます。
こちらの手続きは、夫うんぬん関係なかったのでスムーズでした!
転入届提出から1週間ほどで新しい医療証が届きました。
その間、手元に医療証のない状態でしたが、もし病院にかかることになっても、
医療費立て替えしておいて後から負担分を返還してもらえます。
この手続きは転居先(新しい医療証発行元)の行政窓口でできますよ。
・住民票は移しておいたほうが安心&便利!
離婚を思いとどまってまた戻るかもしれない・・
一時的な別居であればまた違うのかもしれませんが、
そうでないなら住民票はやはり移すべきかと思います。
学校・保育園・健康診断・予防接種など、、
子ども関係では取りこぼしの効かないことだらけ。
特に離婚にむけて子どもを保育園に入れて働かねば!という専業主婦の方。
まさに自分がそうでしたが、子どもの保育園が決まらないことには働けません。
そして市の認可保育所に入れるにはやはり住民票登録が必要です。
DVで逃げてきた場合など例外があるかもしれませんが・・。
・住民票を移す前に!!
厳密には転出届を出す前に、夫の課税証明書を取りに行きましょう。
課税証明書は給与額がわかるので婚姻費用分担請求時に使えます。
ただ、戸籍上は妻であっても、同居の妻でないと代理請求できません!
引っ越した後に何度も転居元(夫のいる市)の役所に行くのは嫌だと思って、
転出届と医療証の手続きのあと、その足ですぐ課税証明の窓口に行きました。
まだ転出届を出して15分ほど、引っ越しもしてないその状態でしたが(笑)
すでに同居の妻でないことが立証されちゃったため課税証明が取れませんでした。
夫の課税証明が取れなくても、
自分の課税証明(もしくは非課税証明)も、その日に取っておくと後から便利です。
保育料算出や婚姻費用分担請求時に使いますよ。
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行政関係の手続きは煩雑ですよね。
提出書類も多いし、役所仕事なので時間もかかります。
でも、別居の最初の大事な手続きです。
この手続きのおかげで自分も子どももきちんと暮らせるようになるのです。
新生活のためにがんばりましょう!!効率よく役所用事は終わらせましょう。