専業主婦がぶつかる保育園問題!

 

 

別居当時、私は専業主婦で子どもは幼稚園に通っていました。

結婚当時に勤めていた会社を退職していたのでもちろん無職の専業主婦。

別居して離婚して母子家庭になって・・

とにかく自分が仕事に就けるのかという経済的不安が大きいですが、(今も)

別居当時は何より子どもたちが保育園に入れるかが目下の課題でした。

だって、そうでないと働こうにも働けない。

 

これは偶然といえば偶然のタイミングでしたが・・

我が家の場合、乳幼児二人を保育園に入れたい。

転居先の来年度(翌年4月~)の認可の保育園入所申請期間に間に合わせました。

だいたい秋ごろですよね。

園を選ばなければ、だいたいどの年齢も少なくとも数人は受け入れ枠を増やすので、

やっぱり一斉の審査が済んでしまった年度途中よりも絶対入りやすいです。

(今年度途中の申し込みも同時に行い、上の子のみ年度途中で入りました)

申請期間がだいたい二週間くらいで、

その間で別居をして住民票を移し保育所の申請だけは何が何でも済ませたい!!

前記事で書いた児童手当や医療証のこともあったので、

この二週間ほとんど毎日のように市役所に通いつめていました。

 

  • 別居でも母子家庭と同じ点数になりました。

認可保育所は、その世帯ごとでどれだけ保育に欠けているかを点数化して、

いかに保育に欠けて困っているかの点数が高い順に入所可能となります。

離婚希望とはいえ、自分が世帯主になったとはいえ、、法律上はまだ夫婦。

「離婚希望で別居中、唯一の生計者である自分が無職で、離婚調停予定だ」

と、それはそれは赤裸々に市役所で相談しました。

とにかく保育園が決まらないと何も前に進めない、と。

 

すでに離婚が成立した母子家庭のおうちでは、もちろん稼ぎ手はひとり。

母子家庭や父子家庭ということが点数を少し上げるんですが、

別居中ってどうなんでしょう・・ととても不安でした。

 

私の住む行政では、別居中で「ひとり親」の点数が頂けました。

家庭裁判所が受理した離婚調停の申し立て書コピーを提示することが条件でした。

児童手当の受取人変更は、弁護士の受任証明が求められましたが、

保育所申請のひとり親認定を受けるには、離婚調停の証明でした。

もちろん同じ市役所の子育て支援課でのやりとりでしたが、

微妙に提示するものが違うんです。

 

ひとり親の認定が受けられたので、

「子の父」は「離別」という表記でした。

どこどこに勤めていて年収はいくらで・・みたいなところも父欄は不要。

おかげで保育所申請にまつわる書類の用意は全て自分のものだけで完了です。

夫の在勤証明もいらない、源泉徴収もいらない、サインも印鑑もいらない!

「離別」表記に多少動揺しましたが・・すがすがしいものでした。

 

「ひとり親」の自分が「生計中心者」で「求職中」という点数で

市役所の方曰く「この上ない高得点ですよ^^;」だそうです(笑)

 

  • 気になる母子家庭の保育料は・・・?

母子家庭だからといって保育料が優遇されるわけではありません。

保育料は、両親揃っていようとひとり親であろうと、

その世帯が収入に応じて納入する税金の区分に準じて定められます。

稼ぎ手がひとりなので世帯収入が絶対的に低めではありますが・・

前年度の年間所得が基準となります。

私の場合、前年度の年間所得が無く非課税世帯となりました。

ありがたいことに保育料は今年は無料です。

でも、子どものため働いて保育料を納めているシングルマザーはたくさんいます!!

シングルマザー=保育料無料では無いことは知るべきですよね!

 

  • 市役所の人を味方につける!

行政の仕事は、泣き落としなんて当然ですが通用しません。勿論です。

どれだけ窓口に来たシングルマザーが困って疲労困憊に見えても、

結局はその人が出す書類に基づいて点数をけるしかないです。

 

でも私は情報の取りこぼしは絶対に避けたかったので、

気持ちよくいろいろなことを教えてもらえるようには努めました。

役所の人は冷たいとか心無い対応をする等、よく言われるけれど、

そんなことないと私は心底思いました。

相談に行く際も、

役所の方々の時間を割いていただいてるという気持ちで通いつめました。

保育園のことだけでなく、

今後ひとりで子どもを育てていくにあたって

きっと何度もお世話になる役所です。

礼儀正しく、気持ちよく、お世話になることは絶対損になりませんよ。

子どももその姿をよく見ていると思います(^^)

 

 

 

 

 

別居に伴う行政手続き

 

私は引っ越しと同時に、子どもと自分の住民票を移しました。
家を出てからだいたい1週間で市役所で行う様々な手続きを終えました。

何か参考になれば、、と思い記しておきます。

 

・住民票はどうするべき??
移さない人もいるようです。
住民票は転出届・転入届を役所に出すことで移せます。
つまり元自宅のある住所の役所に転出届を出したら、

必ず転居先の役所に転入届を出さなければなりません。
新しい転居先をどうしても知られてはいけないという人も、
住民票の閲覧を制限する手続きがとれますよ^^

DV相談窓口や女性相談で詳しいお話を個々にして頂けると思います。

 

で、基本的には住民票は移した方が良いと思います。

転出届を出してから2週間のうちに、転入届を出すよう言われます。
転入届も引っ越しより前の日でも手続きがとれますし、

バタバタするようでしたら予めの手続きが良いかもしれません。

戸籍上の家族を分離しての住民票転出届・・
何か聞かれるかしらと緊張しましたが、

単身赴任や別居婚と変わらないので、もちろん何も聞かれませんでした(笑)

 

・住民票に伴って発生する手続きがふたつ!

住民票の移動自体はとてもスムーズでしたが、

それに伴い子ども関係の手続きが煩雑です。

 

児童手当の受取人変更をしよう!

児童扶養手当ではないです。
これまで頂いてきた、普通の児童手当です。
大体の場合、父親が受取人になっていると思うのですが、

こちらを母親に移す手続きが大変でした。

児童手当は世帯の主たる生計者が市町村から頂くものですので、
転居先の市で改めて申請をするんですね。
そのために、転出してきた市での受け取りを父が放棄する必要があります。

転入先で「母の私が受取人として児童手当をください」と申請するために、

転出元で夫本人が「養育を放棄しますので、手当の受取は今後しません

という書類を書かないといけないんですね。

これが児童手当受給事由消滅届というそうです。ながい名前だ。

 

こんなもの書いてくれるわけがない!!
さて困った・・・

 

私は現況(離婚予定で・相手が応じてくれないこと、離婚調停に入ること)を全て、

転入先の役所の相談窓口で相談しました。

実際に相手が書類を書いてくれなかったので・・。

ふたつの役所の担当窓口がかけあってくれて、

弁護士の離婚事件受任の書面を提出することで手続きが完了しました。

(=夫が児童手当受給事由消滅届を書かない、

またそれについて夫婦で安全に協議できないということを、役所に認めてもらえたということです^^;)

弁護士さんが介入していない、調停もしていない、

という夫婦間の協議中だったら、この手続きはもう少し長引きそうですよね・・。うーーむ。

 

乳児医療証はどうなる?

乳児医療証も、対象となる乳幼児が実際に住んでいる行政から発行さるもの。

ですので、理由が単身赴任であれ離婚のための別居であれ、

住民票を移した時点で転居元行政へ返還し、転居先で新たに発行されます。

こちらの手続きは、夫うんぬん関係なかったのでスムーズでした!

転入届提出から1週間ほどで新しい医療証が届きました。

その間、手元に医療証のない状態でしたが、もし病院にかかることになっても、

医療費立て替えしておいて後から負担分を返還してもらえます。

この手続きは転居先(新しい医療証発行元)の行政窓口でできますよ。

 

・住民票は移しておいたほうが安心&便利!

離婚を思いとどまってまた戻るかもしれない・・

一時的な別居であればまた違うのかもしれませんが、

そうでないなら住民票はやはり移すべきかと思います。

学校・保育園・健康診断・予防接種など、、

子ども関係では取りこぼしの効かないことだらけ。

特に離婚にむけて子どもを保育園に入れて働かねば!という専業主婦の方。

まさに自分がそうでしたが、子どもの保育園が決まらないことには働けません。

そして市の認可保育所に入れるにはやはり住民票登録が必要です。

DVで逃げてきた場合など例外があるかもしれませんが・・。

 

・住民票を移す前に!!

厳密には転出届を出す前に、夫の課税証明書を取りに行きましょう。

課税証明書は給与額がわかるので婚姻費用分担請求時に使えます。

ただ、戸籍上は妻であっても、同居の妻でないと代理請求できません!

引っ越した後に何度も転居元(夫のいる市)の役所に行くのは嫌だと思って、

転出届と医療証の手続きのあと、その足ですぐ課税証明の窓口に行きました。

まだ転出届を出して15分ほど、引っ越しもしてないその状態でしたが(笑)

すでに同居の妻でないことが立証されちゃったため課税証明が取れませんでした。

夫の課税証明が取れなくても、

自分の課税証明(もしくは非課税証明)も、その日に取っておくと後から便利です。

保育料算出や婚姻費用分担請求時に使いますよ。

 

 

+++

行政関係の手続きは煩雑ですよね。

提出書類も多いし、役所仕事なので時間もかかります。

でも、別居の最初の大事な手続きです。

この手続きのおかげで自分も子どももきちんと暮らせるようになるのです。

新生活のためにがんばりましょう!!効率よく役所用事は終わらせましょう。

 

別居の準備は念入りに!!

離婚に向けた別居をすることを決心したならば、
あとはひたすら念入りに緻密に準備をします。

私の場合は、冷却期間ではありません。
離婚にむけての話し合いを進めるため、  
自分の新生活を見据えての別居です。
私の別居をもって相手がどう出てこようとも、
もう再びの同居という復縁は選択肢にありませんでした。


私がこれから記すのは、もう戻る気のない人の目指す別居の準備や方法です。
何らかの理由で別居・離婚を考えている方の、何かのお役に立てたら嬉しいです。

 

  • 実家を頼れるなら相談をする

身を蓋もない話ではありますが・・

離婚に関して実家の理解が得られるかどうかはとても重要です。

実家を頼るといっても、いろいろとあります。

住むところとして頼り、同居をする。

一緒には住まないけど、育児を援助してもらう。

または、金銭的に援助を受ける。

話を聞いてもらうなど精神的なサポートを受ける。

たくさんありますね・・。

嫁にでて親になったいい大人が、親を頼らないと生活できない状態で離婚を考える。

それが「良い」わけではないと思いますが、

それしかない時だってあるわけで、

私は自分と子どもの為に、実家に甘えることを選びました。

 

・何はともあれ仕事と、どこに住むか

今後も継続していくべき仕事に就いてい人は、

その仕事と子どもがすでに通っている保育園との兼ね合いがありますね。

転校・転園の可否や是非、

婚姻生活をしていた元自宅に近くて大丈夫な状態なのか否か、

何がなんでも実家や地元に戻ったほうが良いかどうか。。

 

私は別居当時専業主婦でした。

子どもは保育園に入っていないので、まずぶつかる待機児童問題。

仕事も保育園もこれから、というまっさらな白紙でしたので、

住むところは要は自分でどこでも選べたわけですが、

他は選べど先立つ手持ち現金がない状態での別居だったので、

実家に住まわせてもらい求職中のポイントで保育園を申請し、

保育園内定と同時に就職活動を開始しました。

 

※ 保育園に関しては、非常にいろいろと有益な情報もありですので、

  無職専業主婦の保活について改めて記事にします。

 

  • 持ち出すものを考える

基本的には、別居を始めたら自宅に戻ることはないと思うべきです。

家財道具は、大きな家具や家電、そして雑貨などの小さなものも含めて、

離婚成立後に「財産分与」としてしかるべき方法で夫婦で分けます。

(といっても、そううまくいきそうにも無いのですが・・・)

置いてきた家財がどこまで手元に戻せるかについては、

現在離婚調停中(しかもなかなか停滞中)の私もかなり気になるところです。

実際のところ、どうなんだろ、かなりを諦めることになるのかなぁと。

 

だからといって、

別居先に大きな荷物は絶対に歓迎されません。

自力でアパートを借りられた人はまた違うかもしれませんが、

お金は実際ありませんが、お金で買えるものには固執しない!がテーマでした。

私はスーツケース2つくらいに荷物をまとめて出てきました。

 

子どもと自分の洋服

そのシーズン分を数セットのみです。

あらかじめしておいた断捨離のおかげで、スムーズに持ち出しました。

 

自分と子ども名義の預金通帳・印鑑

夫名義であっても家計の持ち出しは罪にはならない、というような情報もありました。

稼ぎ手は夫だけの専業主婦でしたし、私名義の預金なんて猫の額にも満たない額。

・・・悩みましたが、家計の持ち出しは一切しませんでした。

あとあと絶対揉めるだろうしなぁと考えました。

でも離婚準備で家計の預金を自分の名義にせっせと移してから家を出る、という

人の話はよく耳にします。

 

 財産関係のコピーなど

持ち出さないかわりに、

夫名義の口座などはできるだけコピーするなり写真に残すなり。

まだ財産分与にまで至っていないので使用する機会はありませんが、

控えておいて損はないと思います。

夫の給料明細・源泉徴収もできればコピーを。

婚姻費用分担請求時に相手が提出をしぶれば、これらが使えると思います。

他には、、保険証券や不動産関係なども。

 

その他、お金で買えない超貴重品

年金手帳・マイナンバー・母子手帳・へその緒・資格証明書など。

このあたりは新生活(特に新しい職場で)での使用が予想されるので、

確実に持ち出してください。

私は心配だったので、別居決行よりも前に先に引っ越し先へ持って行きました。

資格証明書も普段使うことがないのでしまいこんでいましたが、

就職活動では必ず提示を求められます。該当する人は必ず持ち出しを!!

 

友人知人の連絡先や、ID関係の書類

アドレス帳など(手書きでもPCデータでも)も持ち出しました。

別居後に携帯を解約されると思っていたので、、(実際されましたw)

また、携帯などのIDやパスワードも、諸手続き時に必要になるので。

 

子どもの通園・通学グッズや学習品

洋服などは一定数に留めましたが、園や学校関係のものは持ち出しましょう。

 

離婚請求に使う相手有責の証拠がある人は必ずそれも!

相手方の不貞の証拠、DVやモラハラの証拠になりえるものがある人は、

それも持ち出しましょう。

 

  • 転送手続きをしておきましょう。

郵便物の転送届けを先に出しておいたほうが良いです。

自分・子どもの分を転居先に設定しておきます。

日本郵便の転送手続きはインターネットですぐ出来ます★

 

 ・子どもの学校や園の先生との話し合い

この別居をもって転校・転園となる場合はもちろんですが、

引き続き通える範囲で引っ越しをする場合も要報告です。

特に、子どもの連れ去りが考えられる場合はマストです!!

緊急連絡先を自分だけに変えたいのであればその旨を報告、

夫婦の状態を先生方にもシェアして頂いたほうが、

子どもの様子にも目を配って頂けるので安心かなと思います。

「別居 連れ去り」などで検索すると、かなり参考になります。

相手方(父親)や義両親などがお迎えを装って来た場合には、

必ず自分(母親)に連絡をしてもらうようお願いしました。

 

・離婚届不受理申出を出しておきましょう。

相手の都合のよい内容で離婚届けを勝手に提出されること防ぎます。

厳密には、、提出は防げませんが、役所の受理にちょっと待ったをかけます。

 

iskyu.hatenablog.com

 

これくらいでしょうか・・

まだ思いつきそうですので、追記するかもしれません。(2016.4.25)

 

夫の息を感じながらの別居準備は死ぬほど苦しいですが、、

 

とにかく家を出たらもう元自宅には戻らず済むように、

完璧に完璧に準備をすすめてください。

買えるものは後からいくらでも買えるので、

代用の効かない個人情報関係・証拠、

そして絶対に子どもと一緒に!!絶対に子どもと!

 

最後熱が入ってしまいました。

完璧な準備が理想ですけど、身の危険本当に感じるような時は、

とにかく子どもと逃げてくださいね。

 

 

 

 

夫婦の同居義務って?別居はどうなる?

 

本当に別居をするのか、とても悩みますよね。

夫婦関係の修復のため頭を冷やすための別居の人もいれば、

離婚にむけての新生活として別居に踏み出す人もいる。

自分にはそのつもりがないのに相手が出て行ってしまうこともあるし、

身の危険を感じて別居がやむを得ない状況下の人もいると思います。

 

私の場合は、離婚にむけての別居でした。

今日は別居にむけてあらかじめするべき準備をまとめてみます。

 

  • 夫婦は同居するのが基本です

夫婦には同居義務があります。

民法第752条「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」

と定められていて、

正当な理由なく別居をすることは、

相手から同居義務違反を問われる可能性があります。

仕事による単身赴任は昔から多い話ですし、

女性が働き続けることで週末婚などのスタイルも増えてきました。

婚姻生活=同居という図式は昔よりラフになったはいえ、

法律上では夫婦には同居義務があり、

離婚問題においてはこの民法上の縛りは思いのほか大きいです。

 

  • 正当な理由とは?

民法で定められている離婚原因のひとつに、

「悪意の遺棄」というものがあります。

相手方の意向を無視して一方的に別居をした場合などは、

この別居行為が悪意の遺棄に該当すると評価されてしまいます。

たとえば分かりやすい例だと、

不倫した側の人が勝手離婚したいと言ってその不倫相手と同棲する、とか?

 

では、どのような理由なら、正当な理由といえるのでしょうか?

ざっくり客観的にみて「別居やむなし」と言えるような理由です。

自分ではなく相手に法律上の離婚原因がある場合などは、

正当な理由として認められるように思います。

 

1 相手からのDV(精神的暴力も含め)を避けるため

2 相手が生活費を入れてくれない

3 相手の不貞を原因とする不仲

 

あたりでしょうか・・

モラハラは1に該当するべきですが、

立証も難しく相手が手ごわいことも多いと聞きます。

 

また必ずしも上記のような「正当な理由」が必要という意味ではなく、

そもそも夫婦間で別居に同意が得られるのであれば、たがいに納得済みですので、

別居が「悪意の遺棄」に該当するということもないはず。

ただ、別居するくらい夫婦は冷え込んでいたり揉めていたりするんですから、

むずかしいですよね。

非常に難しいですが、やたらに別居を焦り、

「同居義務違反だ!」「悪意の遺棄に該当する!」とされてしまっては、

あなたが離婚原因そのものを作った有責配偶者だと評価され、

その後に待ち受ける交渉や婚姻費用の額などで不利になり得ます。

 

・別居の同意を得るには?

可能であれば、相手から別居の同意を得るのが望ましいです。

中には本人同士の協議で別居合意書を作成する方もいるんだとか。

「夫婦関係を見直すためにしばらく別居したい」と言って、

別居の後の方向性を濁らせたまま同意を得る、という経験談を多く見かけました。

話し合いができるなら納得ですが、

DVやモラハラ相手だとその話し合いだって不可能ですよね。

百歩譲って別居宣告ができたとしても、

「はい了解」と合意が得られるわけがない。。

でもそのような一刻をも急ぐ状況下であれば、

たとえ合意まで得られなくても「正当な理由」に該当するということでしょうか。

このあたりは、夫婦の置かれた状況やそれを判断する裁判所、またアドバイスをする弁護士の考え方や手法によっても変わってくるグレーゾーンですよね。

 

私自身も「勝手に出て行った」と言われないようにどうすればいいか、

たくさん経験談ブログを読んだり弁護士へ相談に行ったりしました。

弁護士初回相談の前に、夫に「冷却期間として別居させてほしい」と伝え、

相手からも「わかった」と返事をもらいました。

その会話の証拠となるようなもの(合意書や録音)はありませんが、

この一連の流れと離婚相談に至った経緯を弁護士に伝えたところ、

「充分別居に至る理由で、合意も得ているから大丈夫」と言って頂きました。

この時点で荷物や引っ越し先への手筈など全て整っており、

あとは弁護士さんへ相談してみて、

「別居に踏み切っても、後から叩かれることが無いか」を確認とれ次第、

もういつでも出られますという状態でした。

この初回相談の三日後に別居開始しました。

弁護士が大丈夫と言ったからといって、なんの後ろ盾もありません。

でも専門家の一声が欲しいほどのギリギリな精神状態でした。

 

次回は実際に別居にむけての準備についてまとめます。

 

 

別居前に断捨離のすすめ

離婚の前に別居という形をとる方は多いと思います。

離婚そのものは勿論ですが、

夫婦の間で決定的な距離をとる「別居」の決断も簡単にはできません。

私は考え始めてから別居決行まで数ヵ月ありました。

その間、離婚のことやその後の生活設計、子どものこと、法律のこと、

離婚できるのか、暮らしていけるのか、どこに行くべきか、、と、

結論を出すまで気持ちが定まらずに、でもかなりもう精神的にも摩耗した状態でした。

で、その摩耗した状態でもできる離婚準備としては、断捨離がおすすめです。

 

 

 

  • どうして荷物を整理する?

悩んだ状態でもいいのです。

もしかしたら本当に離婚するかも、離婚にむけて別居になるかも、

いや、やっぱり不安と思って夫婦修復を選ぶかも、、と悩んでいる状態。

冷静に情報と現状を把握できてない状態でモノを決めるのは危ないです。

中でも結婚をやめるという離婚。こんな大きな決断ってないですよね・・。

離婚や別居を思いとどまった場合にも、荷物が片付いてスッキリ^^ってだけ。

もし、別居を本当にせざるを得なくなった時、

この荷物整理にのちのち絶対に救われる瞬間が来ます。

家族で暮らした家を出る時、冷静にゆっくり荷物の判別なんてできないです。

そして行き先(自力で借りたアパート、実家、友人宅、ホテル、シェルター)は、

どこも絶対にたくさんの荷物を持って行って歓迎されることはありません。

なので、まだ別居を決心していないくらいの状態で、

「これはいらないな」と思うものをただひたすら処分!!です。

やっておいて損は無いですし、ひたすら手を動かすだけで結果が出るので、

ふさいだ気持ちがわりとリフレッシュします。

 

  • いつやろう?

夫にばれないのが鉄則です。仕事に行っている日中。

それとタイミングとしては、ごみの回収の前にあたるものがおすすめ。

明日が資源ごみの日なら、今日は雑誌と本にしておくとか。

明日は燃えるごみだから冷蔵庫の賞味期限が怪しいものも、とか。

処分しようとまとめた不用品ができるだけ夫の目に留まらない方が安心ですし、

すぐに処分してもらえるというのはなかなか爽快ですよ。

 

  • 子ども服から整理!

一番やりやすいのは、私は子供服かなと思います。

離婚を考えるくらいだから、次の子にとっておこうってのは無いですよね。

大人と違ってどんどんサイズアウトする子供服。

着せていてテンションが上がらない服も含めてかなり整理しました。

まだきれいなものは離婚資金のためにせっせとフリマアプリで販売して、

もうこれは譲ってもらって嬉しくいな、ってのは資源ごみ!

たとえばアパートや実家の一室に今後住むとイメージして、

そこに持っていきたいかという目線でかなり厳選しました^^;

 

ちなみにですが、

私はこの段階で、子どもたちの服を2セット&おむつ、肌着、靴を、

普段使ってないカバンにセッティングしました。

突然出ていくことになった時、最悪でも初日を越せるように。。

別居先があらかじめ分かってる場合、そこに先に持っていき置いておくのも。

私は実家に帰ったので、別居より前にこの洋服セットを親に預かってもらいました。

 

  • 自分の洋服

子供服と同じで、たくさんは持って行けません。

持って行っても気持ちのあがらない微妙な服はこの際処分。

サイズがもう合わなくなった服、もうこのシーズン着ていない服、、

高かったけど意外と着れなかった服、、いろいろありますが、

容赦なく処分できるものとしてはマタニティ服など。

別居先にどのくらい荷物を持っていけそうか、

離婚成立後に私物引き取りが無難にできそうか、など、

個々で状況は違うと思いますが、

とりあえずこの際だからもう処分!と思えるものは処分したほうが楽です。

(離婚後に荷物引き取りや引っ越しのために再度足を踏み入れるとしても、

のんびりゆったりと選別するような時間・気持ちの余裕はきっと無いと思います)

 

・紙ものも整理 

 

いよいよ別居の用意を、となると、

さまざまな重要書類の整理が必要です。

保険証書や財産関係、マイナンバーのこと、とにかく大切なものだらけ。

それらをいじる前に、もっともっとくだらない不要な紙ものを処分します。

いざ別居準備にとりかかるときに、

必要で大切なものと、そうでないものを区分けする手間を省く為です。

自宅にある紙ものは、基本的にすべて必要なもの、という状態を目指すのです。

日頃から整理していれば、いらない紙ものは無いはずなんですが、

やっぱりそうでもないもので(笑)

 

子どもの幼稚園や保育園、学校のおたよりや、もう手元にない家電の取扱説明書や、、

無いようでもたくさんあるので、資源ごみの前の日に是非!

 

・パソコンの中のデータ

 

パソコンを各自所有している場合は、そのパソコンを忘れずに持ち出せば良いです。

夫婦でパソコンを共有しているケースでは、パソコンは持ち出せないと思いますので、必要なデータは予め取り出しておくなりコピーをとるなりすると安心です。

仕事で使うデータはもちろん、

友人知人の連絡先や子どもの写真のデータ。

あとは、離婚調停や裁判で使う可能性があるものとして、家計簿や財産目録など。

 

パソコン上からデータを消してしまうと後々揉め事になるので、

あくまでもデータを取り出しておいて持ち出すだけに留めておきましょう。

 

・まとめ

 

他にもいろいろと断捨離できるものはあると思います。

要は、いざ別居!となった時に、効率よく冷静に荷物を選別できる状態に仕上げておくのです。

 

まだ気持ちがぐらついている時にでもできるので、おすすめです。

もし別居や離婚をせずに済んだとしても、おうちがスッキリして損はないはず!モノが減ると心は潤う 簡単「断捨離」生活

 

 

 

離婚届不受理の申出

  • 離婚不受理申出を知っていますか?

 私は離婚を考え始めたころ、すぐに提出しました。

 でもそれまでこんな制度があることも知りませんでした。

 本当に離婚するのか、弁護士さんへ相談しようか、

 相手に切り出そうか、それとも別居が先か、、と

 いろんなことをまだ考え始めたばかりで何も決めていない頃に、

 この離婚届不受理申出を知り、こちらだけは急ぎました。

 今は別居中ですが、おかげで落ち着いて現状と向き合っています。

 

  • 離婚届って一人だけで提出できる?

 答えは「できます。」

 本来離婚届は夫婦ふたり双方ともに離婚意思があってこそ作成され、

 そして役所で提出され受理されるべきものです。

 ですが、書面としての不備がなければ受理はされてしまいます。

 要は、どちらかひとりがまとめて書いて印をそれぞれ捺印し、

 それが役所で不備なしと認められたら受理されてしまいます。

 これは離婚届の偽装となり、もちろんあってはならない犯罪ですが、

 役所の手続き上、それ(離婚届)が本物か偽装かを確かめるすべはなく、

 書面上の不備がないかどうかのチェックしかでません。

 また、離婚する夫婦がふたり揃って役所に提出することは多くないと思うので、

 実際に役所の窓口に来た人が当事者のどちらか、というのは全然あることですね。

 

  • 偽装された離婚届はどうなるの?

 離婚届は取り下げは認められていないので、

 一度受理されてしまえば離婚成立して戸籍の記載も変更されます

 片方に離婚意思がなかった、

 親権などについて条件でまだ揉めていた、という場合、

 その離婚届がだ無効だ、と家庭裁判所の審判にて確定しなければなりません。

 

  • 協議離婚無効確認調停を申し立てる

 家庭裁判所で「協議離婚無効確認調停」を申し立てます。

 離婚届が勝手に出されたことを調停で主張し、

 夫婦が離婚は無効であると合意して、それを裁判所で審判してもらいます。

 ただ、時間も手間もかかる手続きです。面倒でしょう。。

 

  • じゃあ離婚不受理申出って?

 相手には離婚意思があるけど、こちらはそのつもりはありません!とか、

 離婚は双方合意したが、親権や財産についてまだ決まっていない、という中で、

 まさか・・とは思うものの、勝手に提出されるかも、と思う方は

 ぜひ提出しておくべきです。

 「相手が離婚届けを提出したけど、私その離婚に合意してませんよ!

 その離婚届け、勝手に受理しないでくださいな!」

 と役所にあらかじめ申出するのです。これが離婚届不受理申出です。

 

  • どのような手続き?

 市役所で「不受理届ください」と言えば用紙をもらえます。

 申出人である自分と相手を記載して、署名捺印をします。

 当然ですが、署名捺印は申出人のみで大丈夫です。

 本人確認書類(パスポートや運転免許証など顔写真つき)の提示が必要です。

 

 どこの市町村役所で申出をしても、

 その届は夫婦の本籍のある市町村役所に送付されます。

 その送付・反映に時間がかかる場合もあるそうですので、

 一刻をも争うような場合は本籍地での申出が安心です。

 私は本籍が県外でしたので、当時住んでいた市役所へ提出しました。

 

  • ずっと有効なの?取り下げは?

 離婚届不受理の申出をした後は、その効果に期限はありません。

 昔は有効期間が申出から6カ月されていたようですが、

 法改正があり平成20年5月以降にされた申出については無期限で有効です。

 離婚そのものを思いとどまり必要が無くなった時には、

 申出をした当人が取り下げをすればいいです。

  また、申出をした人が離婚届を提出する時には同時に取り下げをします。

 取り下げに必要なのも、申出と一緒で本人確認書類と認印です。

 

  ・まとめ

 離婚届不受理申出について必要と思われる方は、

 さまざまなケースががあるのかなと思います。

 売り言葉に買い言葉、と勢いで書いて捺印した離婚届を出されそうで怖い、とか

 精神的に正常な判断ができない状況で無理やり書かされた、とか

 離婚 には同意してるけど親権で揉めてる、とか。。

  離婚は紙切れ一枚で出来てしまいますが、

 人生で何度もない苦渋の決断であることはどの人にとっても同じですよね。

 その決断を離婚届提出という形にするまでの間、

 いらぬ心配をしながら過ごすのはつらいものです。

 お金もかかりませんし、手間もたいしてかかりません。

 落ち着いて現状と向き合うためにも私は申し出をしておいて良かったです。これだけは知っておく離婚の手続きと進め方 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブログを始めます!

はじめまして。

私は離婚調停中、ふたりの子どもを育てる32歳です。
同居期間は6年間、別居1年目。
子どもは二人とも未就学児、別居当時は専業主婦。
子どもは勿論保育園に入れていませんでした。

夫との関係に悩み始めたころ、私はとにかく情報を集めました。
離婚、シングルマザー、母子家庭、待機児童、モラルハラスメント、貧困。
 
自分が本当に離婚を見据えているのか。
シングルマザーとしての生活設計はできるのか。
そもそも離婚したくてもできるのか。

こうしたことを少しずつ考えた時、いくつものブログからの情報を得て、
それらを自分なりに取捨選択しつつも、
とっても気持ちが救われて、それでいて現実的に助かる情報をたくさん得られたんですね。
そしてそれは調停中の別居中の今も同じです。
子どもが寝たあとにお茶を飲みながらのブログ訪問が、今の私にも大切な時間なのです。

私はまだ離婚できていません。
シングルマザーとしての生活も成立していません。
子ども二人と一緒に暮らせていますが、彼らが何不自由なく居られているとは思いません。

きちんと自分の生活の記録を残しながら、もしそれがこれを読んでくださる方の手助けになれば尚嬉しいなと思っています。

今も、何もかもが不安だらけの、ただの母親です。
お互いに頑張りましょう!